2014.08.24
認知症予防にも糖質制限がおススメです!
最近認知症になる人が急増し、社会問題ともなっていますが、食後の血糖値が高いほど認知症になりやすいという研究結果が数多く出されています。
この現象は次のように説明されています。
① 高血糖になると脳内の活性酸素が増えるため、脳の神経細胞が酸化されやすくなる。つまり、脳細胞が「さびやすくなる」ということですね。
② 食後に高血糖となる人では同時ににインスリンが大量に分泌される場合が多いのですが、これを分解するのに多くの「インスリン分解酵素」が消費されます。この「インスリン分解酵素」は実はアルツハイマー型認知症やレビー小体型認知症の根本的な原因であるアミロイドベータという変性タンパク質を破壊する働きも持っていることが最近わかってきました。運動不足、過食、肥満でインスリン抵抗性(インスリンが効きにくい状態)がある人では、当然食後に高インスリン血症、高血糖となるので、インスリン分解酵素は多量に分泌されたインスリンを処理するために消費されてしまい、アミロイドベータを破壊するほうにまわらなくなってしまうというわけです。
最近問題となっている若年性アルツハイマー病(40代という若さでで発病する人も増えています)の患者さんにメタボ・肥満の人が多いのもうなずけますね。
食後の高血糖や高インスリン血症を抑えることができる糖質制限は、糖尿病やメタボの治療だけにとどまらず、認知症の予防法としても有効であることがわかっていただけたと思います。
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