2011.12.23
健康長寿のための糖質制限(低炭水化物)食・・その2
12月18日のブログで、「動物性脂肪・蛋白質を中心とした糖質制限(低炭水化物)食では、通常のカロリー制限食に比べて総死亡、脳卒中や心臓病による死亡および癌による死亡は増加したが、植物性脂肪・蛋白質を中心とした糖質制限(低炭水化物)食では総死亡、脳卒中や心臓病による死亡は減少し、癌による死亡については同等であった」というハーバード大学の研究結果をご紹介しました。なぜこのような結果が出たのでしょうか?
冷静に考えてみると、欧米人に動物性脂肪・蛋白質を中心とする糖質制限(低炭水化物)食を実践させれば、赤肉(牛肉、豚肉、羊肉など)の摂取量が増えること、摂取する脂肪酸のなかで飽和脂肪酸の割合が増え不飽和脂肪酸(特にω3脂肪酸)の割合が減ることは容易に想像できます。
赤肉が総死亡、脳卒中や心臓病による死亡、癌による死亡を増加させること、飽和脂肪酸摂取量の増加が脳卒中や心臓病による死亡の増加につながることはほぼ証明されていますので、ハーバードの研究結果はむしろ当然の帰結と言えるのではないでしょうか。
では、我々日本人が糖質制限(低炭水化物)食を実践する際に、赤肉の摂取量の増加や、摂取する脂肪酸の質の低下を招かないようにするにはどうしたらよいでしょうか?次回は、この問題の解決策についてお話ししたいと思います。
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