2012.03.10
微量ミネラル(その3)・・セレン(Se)・銅(Cu)
①セレン(Se)
セレンは、ビタミンEやSODなどと共に、抗酸化システム(生体が錆びつくのを防ぐシステム)に重要な役割を担っており、生活習慣病の引き金になる活性酸素の発生を抑制し、細胞組織の酸化や老化を防ぐ働きがあります。また、血圧をコントロールする「プロスタグランジン」の生成にも関与したり、有害重金属の毒性を軽減する働きや、精子の形態維持などの作用もあります。
セレンは海藻類、魚介類、肉類、卵黄に豊富に含まれており、海産物を多く摂取する日本人では、通常の食事をしていれば欠乏する可能性は低いと考えられています。
②銅(Cu)
銅は成人の体内に約80mg存在し、そのうち約50%が筋肉や骨、約10%が肝臓に分布しています。銅は多くの種類の酵素の働きになくてはならないものであり、エネルギーの産生や鉄の代謝、コラーゲン、エラスチンの成熟、神経伝達物質の産生、活性酸素の除去などの多彩な働きをしています。
銅の欠乏症には鉄剤を服用しても効果のない貧血、白血球減少、好中球減少、骨異常、成長障害、神経系の異常、コレステロール・糖代謝の異常などがあります。
銅は、イカやエビ、貝類、牛レバー、ナッツ類などに多く含まれています。
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